福岡で収納部分リノベーション〜その⑦柱型取付編～

福岡でのリノベーションのご紹介です。

前回までは仕上げ前の下ごしらえ、下地造作の完了までをご紹介しました。

今回は今回の現場の山場である柱型造作編をご紹介します！

下のアニメーションは現場大工さんと作業手順を共有するために制作したものです。

この工程の⑨からが柱型取付になり今回の現場の山場で勝負の工程だったのであります！もう緊張して前の晩からドキドキで中々眠れない夜でした！笑

今回特注で製作したウォールナットのパネル製作図がこちらです↓

合計５本分の柱型を構成するためのパーツ図になります。今回は素材の納まりも勘案し、ウォールナット突板ランダム貼りのエレガント仕様（0.5ミリ厚）という単板を使用しています。現場での逃げや納まり、施工方法を考えながら作図しています。あまり細かく話すぎるとただでさえ伝わりにくい僕の説明がさらにややこしく、かつごちゃごちゃになりそうなのでここでは細かい説明は割愛します！笑

工場で製作したウォールナットのパネル材を大工さんに一枚一枚手のこと丸のこで、採寸加工してもらいながら作業になりました。

下の図面のように設計して、上のような写真のように納まってきます！どこをどう逃げて、どうきれいに納まっていくのかを現場で大工さんと話しながら、机上の空論を現場のリアルに落とし込んでいきました。

僕のようなややこしい設計に現場はよく付き合ってくれるな、助かるほんとに！と毎回思います！

建築はやはりチームで動くもので、こういうことはぽっと出の職人さんは普通付き合ってくれないんですね。信頼できるチームみんなの力を借りながらじゃないとこういうことって出来ないんですよねほんとに。

ということで無事一本目の柱型が納まり、次々に採寸、カット、取付を行っていきました。

簡単に書いてますが、この作業ずー－－っと張り詰めた緊張感の中、まる2日がかりの作業となりました。大工さんも見事やり切ったときには「どうや！やったったぞ！おら！」と叫んでいました！笑

本当にいつもお世話になってます！また次も無理難題を言いますが何卒よろしく気張っていきましょうぜ！

解体作業からこの工程までわずか6日間。大胆でスピーディーかつ丁寧、慎重にという短期間での工程。

ブログでは紹介しきれなかった、パネル製作や天板製作の現場と工場でのコミュニケーションでの迅速な製作連携など濃密な6日間でありました。

事前準備とチームワークで何とか無事日程通りにここまで完了！

ここまでの工程アニメーションを再掲します。

ここからは、山場も乗り越えて仕上げ作業です。

次回は塗装仕上げ、完成編です！