マリナタウンのマンションのスケルトンリノベーション①ファーストプラン作成編
こんにちは！今日は現在計画中のマリナタウン内のマンションのリノベーションの初期プラン作図をご紹介します。
今回は物件探しからお手伝いさせて頂き、いくつかの物件をお客さんと一緒に内覧にいってきました。
自然環境が近い中でも都市生活ができる場所をご希望だった施主さんにぴったりな物件としてマリナタウン内の物件で決定しました。
私自身、マリナタウンのことを全然しらなかったのですがめちゃくちゃいい場所ですね。
広い街区計画内は清掃が行き届いているし、注意書きのサイン（ここは禁煙！とかペットのフンは持ち帰って！とかって類のもの）が全くありませんでした。
ということはエリア居住者の方達が節度と礼節をもって暮らされている方がほとんどなんだなということだと思います。
環境良し、人間関係良しでめちゃくちゃいい場所ですマリナタウン。
歩いてすぐにビーチにもいけるし、ビーチ沿にはピクニックテーブルもあるし、水場もあるのでまるで庭のように使えるので素敵な場所だな〜と。
海好きの私も相当に住みたくなる場所です。
今回の施主さまが決定された物件は海も見えるし風の通りもよく、静かな場所です。
ということで、物件が決まったので早速計画を始めていきます。
まずは現調を行います。
こちらのリンクや↓内容で現場調査をおこない、現場状況を把握することから始めます。
https://www.space-orchestra.jp/renovation-knowhow0/
現場状況を出来るだけ把握し、ご要望のプランをどのように実現できるのかをさまざまに検討していくため現状状況の図面をこのようにおこします。
事前ヒアリングやご要望で施主の意向を聞き取るのですが、いろいろなプランの可能性を実際のいくつかのプラン展開で擦り合わせていきます。
まずはラフで5プランをご提示しました。
基本要件：①広いキッチンリビング、②デスクが２セット、③物が露出しないようにスッキリ見えないように
PLAN A:壁付キッチンによってなるべく広い空間を確保する。ダイニングテーブルも大きめのサイズをご希望だったのでこのプランであれば成立できる。また寝室側の建具を大きなガラス開口ドアとすることで部屋全体の抜けができてかなり広く感じられる。玄関~洗面〜リビングの動線は広い洗面台を確保でき、新しい生活習慣を楽しめる可能性
PLAN B:こちらも壁付キッチンでなるべくリビング空間の面積を確保したプラン。特徴としては玄関がなくそのままクローゼット空間と接続しているので玄関兼シューズイン、ウォークインクローゼットのような利用ができるプランニング
PLAN C: アイランドキッチンでの構成のプラニング検討。デメリットとしてダイニングテーブルサイズが1800mmまでがマックスになりそうでその他2つの壁付けキッチンプランに比してリビングダイニング空間が狭くなってしまう。
PLAN D: 各排水経路と換気ルートを確保できそうなので思い切って北側にリビングダイニング空間を展開するプラン。物件構造的に少し狭くなるが海側（北側）への眺望の確保と海外生活が長いお二人なので、玄関なしプランに抵抗がなく、玄関なしとして出来るだけひろく空間確保を目指した。
PLAN E: PLAN Aの寝室の大きな抜け開口をさらに検討したプラン。畳エリアはデスクへの変更可能としてさらに空間が広く感じられるプランを目指しています。
と、こんな風に展開可能なラフプランでまずは施主の意向を確認させて頂きます。
これらのプランのプレゼン後、プランAとプランEの融合案を施主より検討していただけないかというご意向になったのでさらに展開、調整していきます。
PLAN A2: 玄関~洗面~リビングの動線を保持したまま２人用のデスクを確保。おおまかな収納計画もリクエストに応じて組み込む。
PLAN E2: 特徴的な寝室の大きなガラス建具開口をいかす形で広めのデスクエリアを確保。ダイニング、デスク、ホール、寝室からとかなり広い空間を感じられるプラン構成になるけど、排水経路（PS）の関係でPLAN Aの面白い玄関、洗面、リビングの動線がとれず洗面台が狭くなってしまうデメリット。
これらの調整案をご提出して、もう少し打ち合わせし下記２つも候補としてまとめていきました。
スケルトンリノベーションの場合まずはいくつかの平面プランの可能性を探り、施主との打ち合わせ、調整によっておおまかな全体像をきめていきます。
今回は初期プランをどうやって展開していくかのご紹介でした！
それではまた！
