小倉マンションのリノベーション①〜造作壁設計〜

こんにちは!
今回は現在進行中の小倉のマンションのリノベーションのご紹介です。
今回は↓このパースのような壁面をつくるのでその設計の紹介です。

この壁をつくるためにはいろいろなことを想定しておく必要があります。シンプルな意匠ですが設計段階で検討しておかないと美しく納まりません。
まずは、この壁の1枚のモジュールサイズを決定します。寝室への入り口建具も絡んでくるのでそのサイズも考慮しながら割り付け図を作っていきます。↓

この割り付け図で大体の必要材料を算出することができます。また、現場の大工さんとの打ち合わせも概略としてこの図面があれば何を意図しているのかを伝えることができます。

さらに進めて詳細図を検討しておきます。各部材のどのサイズがどのように取りあってくるのかを検討しておきます。今回は長い縦材を使用するのでそのラインを綺麗にみせるために1ミリの面取りの指示を行ってます。このちょっとした可能で美しい線の表現ができます。
また、壁面と同化した建具や別の建具も絡んでくるのでそれぞれがどのように納まってくるのかを検討します。

図面を描いていくことでそれまで気づかなかった細かい納まり上の問題や、寸法の事前調整や考慮が必要な箇所がみえてきます。
こんな感じで詳細に事前設計しておくことで現場が美しく納まっていきます。
それではまた!