赤坂のマンションリノベーション〜④巾木モックアップ作成と実験編〜
こんにちは!
今日は現在進行中のリノベーションの紹介です。今回は巾木の事を紹介します。
巾木とは床と壁との取り合いにあるものです。
巾木の機能は、掃除のしやすさや施工性の容易さがあるのですが普通の付け巾木だとどうしても野暮ったくなるのです。巾木無しで納まめるとスッキリした印象にはなりますが、掃除機をかける時に気を使うことになります。
「普通」は壁に巾木を取り付けて終わるのですが、今回はシンプルにかつ機能的に巾木を納める為にと「面巾木」いう納め方にしています。
「面巾木」とは壁と巾木を同ツラ(揃える)という納め方でスッキリかつシンプルに納まります。
断面図でいうとこんな納まりになります。
見切り材を利用して面巾木を納める計画にしています。
今回は壁面をポーターズペイントで仕上げる為、3ミリの目透かし部分が塗装施工時にネックになるので予めモックアップ(簡単な実物模型)を作成して実験しました。
現場はこんな感じに下地、石膏ボード、見切り、巾木が納まってきます。
見切りに塗装パテが綺麗に乗って、研磨出来るかどうかがネックになってくると想定出来たのでこのまま塗装屋さんに送って塗装の想定をしてもらいました。
巾木がついた状態だとパテ作業と塗り仕上げ作業が難しく仕上がりのクオリティが担保出来そうにない事が判明したので、現場の工程としてダミー巾木を仮付けして塗装後に本巾木を取り付ける段取りとしました。
実寸のモックアップ作成は施工が難しい場合や物理的な作業検討の際にかなり役立ちます。
今回のモックアップ作成により施工クオリティ担保の為の工程の確認ができました!